作成日:2024/11/01
職業訓練について
20年ぐらい前のことと記憶してますが、事務所にある会計専門学校から封筒が届きました。職業訓練制度が始まったので、訓練生の実務研修を受け入れませんかというものでした。そのときはどういうものかわかりませんでしたが、いっぺん来てもらおうと思い、申し込みました。
職業訓練は国が行っている制度で訓練期間は6ケ月、最初の4ケ月は座学で簿記や会計の知識を学びます。中には簿記に興味を持って日本商工会議所の簿記検定の3級や2級を受験する人もいます。最後の2ケ月が実習で会社や会計事務所で実務を体験します。訓練の費用は掛からず、訓練生には失業手当が支給されます。
リーマンショックのときは会社を退職する人が多く、訓練生がいっぱい来ました。一度に4人来たことがあります。今は1年で3人ぐらいです。前職がいろいろな職種の人がいるので、その人たちの話を聞くと面白いです。また事務所に欠員があるときは訓練生を雇ったこともあります。
訓練が終わって、再就職していきますが、当事務所の2ケ月間の実習が彼らの今後の仕事に少しでも役立てばうれしいです。