作成日:2023/09/01
うそはうそなりに真実を語っている
先日の朝礼スピーチでの内容です。スタッフがとある場所で見かけた言葉だそうです。
『うそはうそなりに真実を語っている』
スタッフそれぞれの解釈は下記のものでした。
◆子供たちに、うそをつかせてしまっているその現実。
部下たちに、うそをつかせてしまっているその現実。
うそをつくことに、なんとも思わなくなっている人々が増えている世の現実。うそでつくりあげることに、なんとも思わない人々が沢山いるSNSの現実。今の世の中がそんな状況なんだよ、ということをこれらが語っている。
◆「反対の反対は賛成なのだ」というバカボンのパパの言葉がありますが、
自分は厳密には[賛成]ではなくて[反対ではない]と考えています。
これを嘘と真実に当てはめると[嘘の反対は嘘ではない]つまりは[一部の真実を含む]と解釈して「嘘はそれなりに真実を語っている」ということになると考えます。
◆嘘をつく語り手に対して、聞き手はその嘘を(一旦は)「真実」として受け止めるので
聞き手はその嘘に沿った「真実」(≒人柄?)を語り手に対して構築していく、のように捉えました。
◆「うそ」と「真実」は反対の言葉なので、ある事象の人による捉え方に関するお話なのかと思いました。
うそが語る真実とはなんでしょうか。
単純な文章なのですが、とんちのようなお話でなかなか腑に落ちてきません。
◆「嘘」というのはマイナスのイメージだけではなく「噓も方便」ということわざがあるように時には嘘がその場を丸く収めてくれることもあるのではないか思いました。
皆さんはどのように解釈されますか?