作成日:2019/06/03
おしん、鬼渡の作者
ここのところ日経の「私の履歴書」は企業人が続いていたので、全く見てなかったですが、5月の中旬に今誰が書いているかと久しぶりに見たら、脚本家の橋田壽賀子さんでした。おしん以来注目していたので、すでに前の新聞は処分に出してあるので、しまったと思い、愛知県図書館に行き、今月初日からの分を閲覧しました。何年かぶりに県図書に行きましたが、新聞を保管しているところはガラガラかと予想していましたが、結構年配の人が熱心に見ていました。
図書館でまとめて見るので、前の回の内容を忘れることもなく、楽しめるのはいいと思いました。今から10年以上前におしん放映何周年かで再放送があったのですが、全部VHSのテープに録画しました。随分量がかさばるので家内から不満を言われましたが、結局VHSがDVDに変わり、見れなくなり、無駄になってしまいました。
おしんが奉公に出される場面では、最初NHKのスタッフが山形県の偉い人に撮影の協力をお願いに行ったら、そんな貧乏物語に力は貸せないと追い返されたが、当日は地元の町役場が筏や船頭さんまで手配してくれた。声もなく涙する母ふじ。父作造が岩山の物陰を筏に沿うように走る父作造は「すまねえ、すまねえ」とつぶやいてその場でうずくまる。おしんが筏の上から「かあちゃーん」と叫ぶ。スタッフ、見物の人々が涙でぬれていた。昭和58年1月19日に最上川で撮影された名シーンは今後も語り継がれることでしょう。