今月のお話
今月のお話
作成日:2018/10/01
笑いの不思議な力



今月号はちょうど10年前の記事を復刻版としてお出しします。10年振りにこの記事を読み、「笑う門には福来たる」と昔の人は言いましたが、そのとおりだと思いました。

 
 

 


先日、インターネットでブログを見ていたら、興味深い記事を見つけましたので、ご披露します。笑いの不思議な力というテーマで書かれていました。

 

「笑いが健康に良いことは経験的によく知られている事実であり、近年の科学的な検証によりその摩訶不思議な力の秘密が明らかになりつつある。笑いの効用を裏付ける実験報告が相次ぎ、@免疫力が高まるA血糖値が下がるB血液がサラサラになるC脳の働きが高まる、などがその効用として挙げられている。副次的効果を考えれば万能薬と言っても過言ではないだろう。しかも副作用のない万能薬である。

 関節リウマチ患者に林家木久蔵(現:木久扇)の落語を聞かせ、患者のほぼ全員の血清中のインターロイキン濃度が短時間に劇的に下がり痛みも改善したこと、入院患者に漫才で笑わせた後に採血し、がん細胞を攻撃するNK細胞の活性が高まったことが報告されている。いずれも腹の底から笑うと脳がリセットされてストレスから開放され、ストレスの影響で低下した免疫力を取り戻せたからだという。

 昨年話題となった映画『ヒロシマ・ナガサキ』に証人として出演した被爆者笹森恵子さんの威厳のある態度は印象的だった。原爆乙女として渡米し、黒いボールのような顔に皮膚移植を受けた経験をユーモアを交えながら淡々と語る。今も語り部として平和の尊さを訴え続ける笹森さんを救ったのも笑いであった。1954年笹森さんはノーマン・カズンズ(広島市名誉市民、故人)というジャーナリストと運命的な出会いを果たす。カズンズは取材で広島を訪れた際に衝撃を受け、帰国後25人の原爆乙女を渡米させ治療をうけさせるべく奔走した人物である。治療を受けて帰国した笹森さんはその後再び渡米し看護婦として働いていた。一方のカズンズは重度の膠原病に侵されるが、医学書を読み漁り不満や悩みなどが免疫力を弱めることを知り、笑いを忘れず楽しく過ごそうと決意する。喜劇の映画やビデオを楽しむことが日課となり、ポジティブな気分で暮らせるようになった。徐々に病状が改善し数ヶ月後には歩けるまでに回復した。79年にこの闘病体験に基づき執筆した『笑いと治癒力』は世界的ベストセラーとなり、その後の『笑いの効用』に関する研究を促進させる役割を果たした。再会した笹森さんを養女にしたカズンズは「笑いなさい」と言い続けた。いつしか笹森さんは笑いを絶やさない人になっていたという。」

 

  以前パッチアダムスという映画を見て感動した覚えがあります。アメリカの実在の医師で自ら道化師に扮し、患者の心を癒した物語です。笑いを大切にしたいですね。


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