作成日:2018/07/01
「万引き家族」を見ました
先日カンヌ映画祭でパルムドール賞を受賞した作品です。休日に名駅で観ましたが、結構混んでいました。若いカップルも年配の人もいて、話題作だけあり年代が幅広い感じがしました。
樹木希林、リリーフランキー、安藤サクラ、松岡茉優などの演技は、さすがに見ごたえがありましたが、私は子役2人が印象に残りました。人物それぞれが、何かしら事情や影を持っている複雑な表情、言葉などがすばらしいと思いました。題名の「万引き」は単なる犯罪の「万引き」ではない意味合いもあるように思えます。
何を訴えたいのか難解な面もあり、もっとわかりやすい方が自分の好みかなと思いました。深すぎて難しすぎてあまり万人向けではない映画です。けれどこの不思議な家族は肯定もできないけれど、決して否定もできないという妙な余韻が残りました。