今月のニュースは、過去に配布したものの中から、今読んでも興味の湧く内容のものをピックアップしました。今回は4年前の2012.5月号より。先日の所内朝礼でも再度テーマに挙げて話をし、指示を与える側、与えられる側の考えが出される良い機会となりました。
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今週の朝礼ならびに『3分間スピーチ』の担当は私でした。(すでにご承知の方は多いと思いますが、当事務所では毎週月曜の朝礼担当は持ち回りになっています。)
今回のテーマは 指示の与え方 です。スタッフに対して常日頃いろいろな仕事の指示を出しますが、今日まで自分はどのような力点を持って指示を出してきたのかを思い返して話しました。
大前提は、作業を伝えないことです。目的とシチュエーションを伝えるようにしています。スタッフが理解しやすいように次のような例を出しました。
「今晩友達が4人来るので夕食はすき焼きにしようと思う。材料を買い揃えてきてくれないか?」という指示です。
そうすると・・・さて牛肉は何グラムいるのか、糸こんにゃくはどれぐらいそろえればいいかなど、いろいろ自分で考えることになりますね。
私が目指しているのはこうして自分で考えて自分で答えを出す・・・という
仕事の自主管理なのです。
私のこの考え方に対し、スタッフの中には私と全く反対の意見がありました。彼が指示を出す場合は、もっと具体的に何をどうするかまで伝えるようにしているそうです。
「指示を出した相手に迷われると困る。仕事の効率をアップさせる為にもある程度こまかな指示は必要だと考えている。」という意見でした。
また他のスタッフからは、「20代の社会人の多くは上司の『自分で考えろ』という指示に戸惑うようです。これでいいのだろうか、途中で相談がしたい、こんな自分は社会で通用するのか・・・と、不安が募るようです。」と、今は具体的な指示を希望する傾向があるという意見が上がりました。
指示の与え方について考えさせられる良い機会となりました。